エルフとドワーフ、仲が悪い理由はその起源にあった?「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」より

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はじめに【注意】ネタバレについて

本記事はAmazonPrimevideoで順次公開中のドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」第7話まで観た時点で書いてるため、そこまでのネタバレを含みます。

また、この先の展開についてもネタバレしてしまう可能性があります。

本記事の意図は、ドラマ内で充分に描かれなかった設定等を原作から紹介し、作品をより楽しんでもらおうというものです。

そのため、物語の大筋に関わる部分については明らかにしないよう心がけています。

しかし指輪物語は人物・事象に関する設定等が膨大なので、本筋にどの設定が関わってくるか完全には予測できません。

ほんの少しのネタバレも我慢ならないという方は、ドラマ全編を観終わるまで本記事を読まないことをお勧めします。

この記事を読む・読まないに関わらず、皆様が指輪物語の世界を楽しんでくれることを願っております。




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また、カタカナ表記についてお伝えしておきます。

「シルマリルの物語」での表記は「ヴァラアル」「ドウォーフ」ですが、それぞれ「ヴァラール」「ドワーフ」としました。

その他のカタカナ表記は「シルマリルの物語」のままです。

エルフとドワーフ、仲が悪い理由は

現在、ドラマを観ながら「シルマリルの物語」を読んでいます。

その中で、エルフとドワーフについて興味深い箇所があったのでご紹介します。

エルフとドワーフの不仲についてなのですが、それには彼らの起源を説明する必要があります。

まずエルフです。

エルフと人間を創ったのは、唯一神であるイルーヴァタアルです。

そのため、エルフと人間は「イルーヴァタアルの子ら」と呼ばれます。

以前、イルーヴァタアルによる世界創造について記事を書きました。

こちらです

モルゴス、サウロンは神に近い存在?「ヴァラール」との関係は「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」より

イルーヴァタアルが世界を創ったのは、エルフと人間を住まわせるためでした。

ヴァラールによって世界が完成された後、そこにエルフと人間が現れることになっていました。

一方、ドワーフを創ったのはヴァラールのひとり、アウレです。

ヴァラールも神ですが、イルーヴァタアルよりは下位の存在です。

そしてアウレの行いは、ヴァラールの権限を超えたものでした。

アウレがドワーフを創ったのは、自分の知識や技術を伝える相手がほしかったからです。

本来、それらはエルフや人間に伝えられるはずでした。

しかしアウレは、「イルーヴァタアルの子ら」が世界に現れるのを待ちきれなかったのです。

アウレの行いはやがてイルーヴァタアルの知るところとなりました。

アウレが謝罪し慈悲を請うたため、イルーヴァタアルはドワーフの存在を許しました。

しかし、イルーヴァタアルはアウレにこう言います。

「あなたの子と私の子の間には、しばしば争いが起きるだろう(訳書をさらに意訳)」

こうして、エルフ(や人間)とドワーフは対立する運命を定められてしまいました。

エルフとドワーフの不仲は、創造主レベルでの要因があったのです。




ドワーフはどのように創られたか

アウレはドワーフを、頑健な身体と頑固な精神に創りました。

また、ものを作ることに喜びを感じ、生み出したものを愛する性質としました。

それはアウレがそのような特性の神だったからです。

最初のドワーフは7人創られました。

その中で、最もよく知られた者の名をドゥリンといいます。

これが、ドラマで登場するドワーフの一族の祖先です。

エルロンドと親しい王子の名もドゥリンですが、これは名前が受け継がれているということでしょう。

ドワーフは、ヴァラールの中でも創造主であるアウレを重んじています。

ドラマでも、ドワーフたちがアウレの名を出す場面が時々あります。

第7話では、王と王子ドゥリンの会話でドワーフ創造についても語られていました。




ヴァラールにはそれぞれ特性がある

アウレをご紹介しましたが、ヴァラールにはそれぞれ特性があります。

ヴァラールの中で、最高位にあるのはマンウェという存在です。

マンウェは風と雲、大気を司り、鳥たちを愛する神です。

マンウェの配偶者はヴァルダといい、星々を司る神です。

エルフは、ヴァラールの中でもヴァルダを最もあがめています。

それはエルフが最初に目覚めた時、目にしたのが星々だったからです。

(補足:ヴァラールには男性性と女性性の存在が7人ずついます。

大抵は総じて「ヴァラール」と表現されています。

厳密には男性性の方がヴァラール、女性性の方はヴァリエアと呼ばれます。)

ドラマ第6話には、アロンディルがこう語る場面があります。

「ヴァラールの一人は、育ちゆく命を見守ると信仰されている」

オークとの戦いの前、エルフの習慣に従って植物の種を一粒植えながらのセリフです。

これはおそらく、アウレの配偶者ヤヴァンナのことでしょう。

ヤヴァンナは植物を生じさせ、愛する神です。

ヴァラールそれぞれの特性によって世界が造られてゆく物語も、大変面白いです。

・参考文献

ヴァラールそれぞれの特性や世界の造成について

「シルマリルの物語・上」より

「ヴァラクウェンタ」

「クウェンタ シルマリルリオン 第一章」

アウレによるドワーフ創造について

「シルマリルの物語・上」より

「クウェンタ シルマリルリオン 第二章」

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