ガラドリエルの兄はどんな存在?「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」より

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はじめに【注意】ネタバレについて

本記事は、AmazonPrimeVideoで順次公開中のドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」に関するネタバレを含む可能性があります。

本記事の意図は、ドラマ内では充分に描かれなかった設定等を原作から紹介し、作品をより楽しんでもらおうというものです。

そのため、作品の大筋に関わるであろう部分については言及を避け、ネタバレに配慮したいと思っています。

しかしながら本作品はまだ全編が公開されておらず、加えてドラマの舞台である「中つ国第二期」は明確な物語としての原作がないため、今後の展開が読めない部分があります。

そのため本記事の内容が、今後の展開次第でネタバレとなってしまう可能性があります。

ほんの少しのネタバレも我慢ならないという方は、ドラマ全編を観終わるまで本記事を読まないことをお勧めします。

この記事を読む・読まないに関わらず、皆様が指輪物語の世界を楽しんでくれることを願っております。

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サウロンを追うガラドリエル、強い信念の基となった兄の死

ドラマでガラドリエルは今のところ、サウロンの痕跡を追う戦士として描かれています。彼女がサウロンに執着するのは、サウロンとの戦いの中で彼女の兄が命を落としているからです。まず、彼の死の経緯を原作からご紹介します。

ガラドリエルの兄ですが、名はフィンロド・フェラグンドといいます。フィンロドは、冥王に対抗するエルフの中で王の立場にありました。フィンロドは人間達と同盟を組み冥王に抗います。ここでいう「冥王」はサウロンではなくモルゴスといい、サウロンは冥王の召使の一人に過ぎませんでした。

しかしフィンロドの死に直接関わっているのはサウロンです。

フィンロドは戦いの中、仲間と共にサウロンによって牢に幽閉されました。

サウロンは囚人を食わせようと牢に狼を放つのですが、フィンロドは「両手と歯でこれを殺した」とあります。

牢にいるということは武器も取り上げられていたでしょうからね……それにしても壮絶です。

この時フィンロドも命を落とすのですが、彼がここまでしたのはある人間を守るためでした。

その人間の名をベレンといいます。




ガラドリエルの兄が命を賭してかばったベレンとは何者?実は本編にも名前が登場

ベレンは後に、エルフであるルシアンと結ばれます。

二人はモルゴスを打ち倒すのに重要な役割を果たし、その子孫はヌメノール国を創建して王となります。

ヌメノール国は、ドラマ第3話でガラドリエルが連れていかれた島国ですね。

この時の王は、初代から数えて20代以上も後になります。

ガラドリエルの外見が変化しないのでわかりづらいですが、フィンロドが亡くなってからとても長い年月が流れているのです。

ガラドリエルがヌメノールの執政女王に「この国があるのはエルフのおかげ……」と言う場面がありますが、このセリフはフィンロドとベレンのことも含みを持たせているのでは……なんて深読みもできますかね?

ところで、ベレンは指輪物語本編に名前だけ登場しています。

章で言うと指輪物語第一部「旅の仲間・上」11「闇夜の短剣」の中です。

旅の途中、アラゴルンがフロド達に歌を聞かせるのですが、それがベレンとルシアンの物語なのです。(その直後彼らは指輪の幽鬼に襲われ、フロドは肩を刺されます)

アラゴルンが歌うシーンは、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のエクステンデッドエディションでも見られますが、その時の彼は暗く、悲し気です。

ベレンとルシアンの物語は苦難に満ち、悲劇的要素が多いです。

映画では、アラゴルンが自分とアルウェンの関係を、ベレンとルシアンに重ねて悲観していた、という描き方をしているのではないかと思います。

ガラドリエルの兄についての記事だったはずが、アラゴルンとアルウェンの話になってしまいました。

しかしこのように登場人物のつながりを追っていくと、指輪物語の大きな流れが見えて大変面白いです。




おわりに~「シルマリルの物語」について

本記事をかくにあたって参考にした原作

・指輪物語「追補編」ヌメノール・第二期についての記述と年表、巻末の索引

・第一部「旅の仲間・上」11「闇夜の短剣」

・「シルマリルの物語・上」第19章「ベレンとルーシアンのこと」

これらを行ったり来たりしてまとめました。

「シルマリルの物語」はトールキンの死後、彼が残した膨大なメモ等から、息子によって物語の形として出版されました。

しかしこの「シルマリルの物語」、物語というより古典か歴史書かというくらい読むのが大変です。

筆者も上下巻購入し手元にはあったものの、初めの数ページで挫折して放置していました。

この度「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」を3話まで観て、「シルマリル」がキーワードの一つとなっているようだ!とこの本を引っ張り出しました。

ところが「シルマリルの物語」で描かれていたのは「第二期」よりさらに昔の話でした。

「第二期」ははっきりとした物語としての原作はなく、指輪物語本編や「追補編」、「シルマリルの物語」の随所から情報をつなぎ合わせてストーリーが見えてきます。

その行程はなかなか大変なのですが、だんだん指輪物語の世界の細部が見えてくる感覚があり嬉しくなります。

この機会に「シルマリルの物語」の理解も深められればと思っています。

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